４０代独身パートじゃない主婦子の毎日（妄想）

主婦子は主婦だが、R株式会社の正社員である。
しかし、出産や育児で遅れをとったため、同期の男性を上司にもつ、万年事務員である。
給料も新入社員よりもほんのちょっと、多いだけだ。

主婦子には、小、中、高と３人の子供がいるので、朝もやることがいっぱいで、慌しく出勤だ。
帰ってからも、前日の洗濯や、夕飯の仕度などで、足が棒になりそうなほど痛くなるのが日課になっている。

主婦子の夫は違う会社の社員だが、リストラにあいそうだと、心配しているので、優雅に専業主婦を始めるわけにもいかないのが現状だ。

なんといっても、教育費や食費のかかる子供達を抱えている。
家もまだまだローンが残っており、共働きといっても、お金の余裕は全くない。

子供達を私立の大学に進学させることはかなり厳しいと子供達にも既に言い聞かせている。

更に、最近では、夫の両親が同居を希望していること、自分の両親の具合が芳しくないことなど、悩みは尽きない。

こんなに心労のある日常を送っているのに、最近、主婦子の夫の様子がおかしい。
どうも、浮気をしている匂いがするのだ。

その夜、主婦子は、湯船につかり、結婚って一体なんなんだろうと気が滅入ってしまった。


・・・・・というように、４０代正社員の主婦であっても、こんなふうに悩んで窮屈な日常を送っている人だって、存在するのが現実。

果たして、「４０代でパートの独身女性は終わっている。」と一体誰がどの口で言えるのでしょうか？？

どんな立場の人も、その人が幸せか不幸かなんて、本人にしか決められないと私は思うのです。

４０代パートの独身女性には、ぜひ、周りの言うことに惑わされず、自分の幸せに向かって、突き進んで欲しいです。

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